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スピリチュアリズムのBlog

スピリチュアリズムの日々の実践を心がけておりますスピリチュアリスト兼カウンセラーのブログです。生まれてこのかた無宗教です。またいかなる思想的団体とも関わりがありません。単独で活動することを信条としています

洗脳って怖いな。

■ 霊性を高める



最初に、広島の災害の様子をニュースで見かけるたび、あまりの酷さに胸を痛めております。
被害に遭われたかたがたには、心から、お見舞い申し上げます。

もうこれ以上、被害が拡大しませんように。 一日も早く復旧できますように。

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では本題に。

ゆうべ金スマで、X Japan の Toshiさんが12年もの間自己啓発セミナーの主催者に洗脳され続け、それまでに得たもの(お金、キャリアと仕事、信用、人間関係)をすべてを失ったという経験を取り上げて、再現していたものを拝見していました。

所々で、再現ドラマと分かっていても観るのが辛かった場面が何度も出てきました。
洗脳されてしまったご本人は、どれほど罵詈雑言を浴びせられたり暴力を振るわれていても「相手じゃなくて、自分が至らないせいだ。 自分が悪いんだ。 自分が迷惑をかけているんだ」って真剣に思いこんでしまうのですね。
切なかったです。

「徹底的に人格破壊をし、精神的に参ってしまったところを巧みに利用する」というのがこの手の集団や教祖?のやり口、なのは知っていました。
けれど「え、ここまでひどいことをするの?!」って、再現ドラマとはいえToshiさんが実際にされていたことを目の当たりにして、少なからずショックを受けました。
逃げ出せないのも、あそこまで恐怖心をあおって怖がらせているせい、なんですね。

実は私自身も遠い昔に似たような経験をしています。

20歳位の頃だったと思うのですが、駅で20代位の男性に「こういう楽しい集まりがあるんだけど、どう?」って声を掛けられ、面白そうだったので好奇心に駆られてついていってしまったんですね。

連れていかれた先は、2DKほどの広さのアパートの一室で、そこには20代から30代位の男女が数名、出入りしていました。
そして戻ってくると、「ただいま」「お帰りなさい」って挨拶をしあってて。
聞けば、ここでみんなで共同生活をしている、とのこと。
そのあたりから、「なんかまずい所に来てしまったかも?」って怖くなってきて。

そのうち、3、4人ほどの男性が、私の周りを取り囲むように座って、「人生論みたいな、スピリチュアルなお話」をし始めました。
最初はみなさん気さくで楽しく会話していたのですが、そのうちだんだん妙な違和感が増してきて、不安になってきました。

そこで私は「もう帰ります」って立ち上がろうとしました。
すると彼らは私を引き留めようと、あれこれ強い口調で話しかけてきます。

でもちゃんと聞いていると、なんかむちゃくちゃでおかしな話だな?と思い、反論しました。
すると「それは悪魔のいう事だ! お前には悪魔が憑いている!!」って、いきなり怖い形相で怒鳴られました。
そして全員が、「お前は悪魔だ!」と私をののしり始めました。
また、「悪魔が憑いているから、うちで修行しないと不幸になる」といわれました。

もう怖くて怖くていたたまれなくなって。
でも逃げ出そうにも周りを囲まれているし、何をされるかわからないので、怯えながらもなんだかんだで2時間位はいたと思います。

その後、一瞬の隙を突き、急いで部屋を飛び出すことができ、そのまま走って逃げました。
後ろを振り返ってみたら、彼らは部屋の入り口に立っていて、逃げる私に向かって「悪魔!」「悪魔!!」と叫んでいました。
幸い追いかけてこなかったので、無事に逃げ切ることができました。

それからです。
今でもそうしたカルトや宗教、自己啓発系の集まり/セミナーには強い抵抗感を感じるようになりました。
「洗脳されてしまうと人はあんな風になってしまうんだ」って、あの時の異常な状況や経験から、嫌というほどわからされました。
Toshiさんの再現ドラマも観ていて辛かったのも、記憶が蘇ってきたせいもあったと思います。

けれど、40歳を過ぎた頃から、心療内科に通わなくてはいられないほど、悩んでいた時期が訪れます。
その頃は生活全般や未来に強い虚無感を感じてて、心が大きく揺れ動いて休まることがなく、孤独で、なので心の拠り所や居場所を求め、あちらこちらと彷徨いました。
といっても、頼ったのは、主に本でした。
そこで、仏教やシルバーバーチの本 と出会います(あ、生まれてこのかた無宗教者です)。

実は私は、子どもの頃から、心霊現象を頻繁に経験しています。
6歳頃、数回、夜中に白い煙のような猫やネズミなどの霊を見かけたのが始まりで、その後は人の霊に関する体験もいくつか。
それには物理的な現象も含まれていまして、なので私は、「人は死んだら霊になって存在し続ける」という考えには肯定派です。
心身共に健康な状態でそうした体験を突然何度かしてしまいますと、リアルに経験してしまっているので、例え仕組みや理屈がわからなくても否定のしようがなくなるんですね(でも普段は何かと疑い深い性格です)

そんなわけで、霊実在主義であり心霊学、という意味での Spiritualism についてはどこにも属さず師ももたず、独学で研究と実践をしています(なので時には 自称"スピリチュアリスト"にもなります)

ところで、シルバーバーチも言っているのですが、生き方や人間力のレベルや、成長スピードは、個々で異なっているんですね。
ですから、他人が過ちを指摘して批難したり諭そうとする(正そうとする、変えようとする)のは、スピリチュアリズムではそもそも間違いなんです。
その試練や過ちがあったから、本当に懲りた!、腑に落ちた!ということは多々ありまして、なのでそれを阻止しようとするのはかえって学びや成長の妨げになってしまいます。
ですから、他人が他人にできることは、その人が困っている時、自力で乗り越えられるように、側に寄り添って励ましたり応援するだけ、なのだそう。

でもカルトのリーダーや誤った自己啓発系セミナーの主催者は、「心理的な恐怖を与えることで、自分たちのルールや意見に、強制的に従わせようと」します。
自分のすべてが絶対に正しくて少しも間違っていないという、考えの下に。

けれど本物のスピリチュアリズムでは、日々「内省しなさい」といいます(”スピリチュアル”とスピリチュアリズムの内容は全く違います)。

  自分はまだまだ霊的に未熟で不完全。
  だから地上に生まれてきて修行している。
  霊的成長をするため、あえて地上に生まれ変わってきた。

  なので当然のごとく、自分でも気づかないうちに誤りや失敗を繰り返している。
  だから、自分の行為や考えを自分で観察し、自分の良心をもって省みて反省し、改善してい
  かなければならない。
  自分を高め、成長させていくのにはそうした「内省」が欠かせない。
  
ということだそうです。
トラブルの発端となった相手や物事を吟味する(裁く)のではなく、あくまで自分(自分の行動や思考)に目を向けようとするんですね。
ましてや、リーダーが自分の価値観や意見を押しつけ、相手のそれを否定したりもしません。
家族や誰かを恨ませたり憎ませるようなこともしません。

こうした「内面の成長の促し方」が、カルトや誤った自己啓発系と、本物のスピリチュアリズムでは明らかに異なっています。

それと組織に属したり、師を持つ要もありません。
それは、自分のことを世界で一番分かっていて、そして適切に導いてくれる先生やサポーターは、結局、自分自身でしかないから、です。
ですから誰かに教えを乞おうとするんじゃなく、自分で学んだり考えて答えを見つけていくのが、一番ナチュラルで "正しく" 成長できる近道と私は思っています。

わ、すっかり話がずれてしまいました(汗

とにかく、"洗脳"はされるのもするのも嫌だなぁ、怖いなぁと、昨日の番組を観ながら改めて強く思いました。

ということで、今あちこちで増えている自己啓発系セミナー類から、ますます足が遠のいてしまった私でした。