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スピリチュアリズムのBlog

スピリチュアリズムの日々の実践を心がけておりますスピリチュアリスト兼カウンセラーのブログです。生まれてこのかた無宗教です。またいかなる思想的団体とも関わりがありません。単独で活動することを信条としています

霊界通信から ー 自殺をするとどうなるか(3)


霊界通信から ー 自殺をするとどうなるか(1)
霊界通信から ー 自殺をするとどうなるか(2)


迷える霊(スピリット)との対話 ― スピリチュアル・カウンセリングによる精神病治療の30年
C.A.ウィックランド著  近藤千雄訳 (絶版)


恋人と心中した男性のスピリット --- 1919年2月23日  ラルフ・スチーブンソン氏の霊


― どちらからおいででしょうか?

「うろついていたら明かりが見えたので入ってきました」


― お名前を教えていただけますか?

「いえ、自分でもわからないのです」


― ご自分の名前が思い出せないのですか?

「何もかも思い出せなくなったみたいで…。
頭がどうかしたのでしょうか。 ひどく痛みます」


― ご自身は、どうしてだと思われますか?

「考えるのが難しくて…。 私は何をしにここへ来たのでしょうか」


― 死んでどれくらいになりますか?

「死んで? 冗談じゃありません、死んでなんかいませんよ。 死んでた方がマシでしたが」


― そんなに人生が面白くないのですか?

「えぇ、面白くないです。 もし私が死んでいるとしたら、死とはなかなか辛いものですね。
何度死のうとしたかしれませんが、死ぬたびに生き返ってしまうのです。 なぜ死ねないのでしょう?」


― "死" というものは、本当は、存在しないからです。

「ありますとも!」


― 何を根拠にそう断言するのですか?

「根拠は知りません。
(急に苦しげに) あぁ、死にたい! 死にたい! 人生は暗くて憂鬱だ。 もう死んで忘れてしまいたい、何もかも…。
なぜ俺は死ねないのだ!」


― あなたは道を間違えられたのですよ。

「では、正しい道はどこにあるのですか?」


― あなたの心の中です。

「私は、神の存在を信じた時がありました。 天国と地獄の存在を信じたこともありました。 が、今はもう信じません。
あたりは真っ暗で憂鬱で、良心が咎めてばかりいるのです。
あぁ、忘れさせてほしい! 忘れてしまいたい! あぁ、忘れたい!」


― あなたはすでに肉体を失っていることをご存じですか?

「いいえ、何もわかりません」


― では今、なぜ、ここにいらっしゃるのでしょう?

「みなさんの姿は見えております。 見覚えのないかたばかりですが、お見受けしたところ、親切そうなかたばかりです。
どうか私も仲間に入れていただき、少しでも結構ですから、光と幸せを恵んでくれませんでしょうか。
もう何年もの間、光も、幸せも、味わったことがないのです」


― それほどまでに苦しみを味わう原因は何なのでしょう?

「神は存在しないのでしょうか? なぜ神は私を、こんなに暗くて陰気なところに押し込めておくのでしょうか。
私もかつては純真な少年でした。
なのに私は…、あぁ、言えない! 言っちゃいけない! いけない、いけない、絶対に言っちゃいけない!」(非常に興奮している)


― 今、あなたの心の中にあるものを全部吐き出してごらんなさい。

「大きな過ちを犯してしまいました。 絶対に許されないことです。
私のような者を神は決してお許しにならないでしょう…決して、決して、決してお許しにはならない!」


― 今、あなたが置かれている現実に眼を向けることが大切です。私たちが力になりましょう。
ではまず、あなたは男性でらっしゃるようですが…

「男性ですとも」


― でもその体は女性ですよ(気づかないうちに憑依している人間の女性のこと)。

「苦しんでいるうちに女になっていて、しかもそれに気がつかないだなんて、そんなバカな。
(ここで、ほかの霊の姿を見てひどく興奮し始める)
こっちへ来るな! 来るな、来るな! あっちへ行け!
わぁ、あれを見ろ、あれだ! もう勘弁してくれ!」


― 一体どうしたというのですか?

「それをしゃべったら俺は逮捕されてしまう。
逃げなければ! 奴らが追いかけてくる。 こんなところにいたら捕まってしまう。
帰らせてくれ! みろ、奴らがやってくるぞ!」


― 今、あなたはどこにいると思いますか?

「ニューヨークです」


― ここはロサンゼルスですよ。 今年は何年だと思いますか? 1919年ですよ。

「そんなはずはない」


― では何年だと?

「1902年です」


― 17年も前の話ですね。 すでに肉体を失っていることがまだお分かりになりませんか?
本当の死というものは存在しないのです。 地上界から霊界へと移るだけのことなのです。
無くなるのは肉体だけなのです。
生と死の問題を勉強されたことはありますか?

「いえ、勉強というほどのことはしていません。 信じていただけです。
私の名前は、ウルフといいます。 姓は忘れました。 父は死にました」


― お父さんもあなたのように、死んではいませんよ。

「もちろん私は死んでいません。 いっそのこと死んでしまいたかったくらいです。
お願いです、私をどこかに連れて行って、死ねるように殺してください。
あ、また奴らが来る! 白状なんかするもんか! そんなことをしたら最後、俺は牢屋にぶち込まれるに決まっている。 あんな思いはもうたくさんだ」


― ご自分の身の上についての無理解が、あなたをいつまでも暗闇の中に閉じ込めることになるのです。
いっそ告白なさい。 悪いようにはしませんから。

「それがしようにもできないのです。 前にも試したのですがどうしてもできませんでした。
私の過去の映像が目の前に立ちはだかるのです。

(急に驚いて)
あ、アリスだ! いやだ、いやだ、怖い!
アリス、僕は本当はあんなことをするつもりじゃなかったんだ。
たのむ、アリス、もう僕を責めないでおくれ!

二人で一緒に死のうと誓い合ったのに、死んでなかったのです。
アリス、なんで『殺して』なんて言ったの? どうして言ったんだ?
君を先に撃ってから、僕は自分を撃った。
けれど僕は死ねなかった。 あぁ、アリス、アリス!

彼女がこう言っています、『ウルフ、私たちは二人ともバカだったの』と。

ではあなたにすべてを打ち明けます。
言い終わったところで逮捕されるでしょうけれど…。

(※ 二人は結婚の約束をしたが、アリスの両親に反対され、心中を図ったのでした。彼が先に彼女を撃ち、その後自分を撃って、二人とも絶命しています)

アリスが倒れているのを見て、私は怖くなって起き上がり、必死に逃げました。
逃げて逃げて逃げまくり、今もまだ、走ったり歩いたりしながら逃げています。
最期の恐ろしい場面をなんとかして忘れようとするのですが、どうしても忘れられません。
時々アリスも姿を見せますが、僕が殺したんだ、近づかないでくれ!といって逃げ出しました。

私にも心の安らぎが見いだせるのでしょうか。 たった一時間でいいから、安らぎがほしいのです」


― 一時間どころではありませんよ。あなたの前途には永遠の安らぎが待っているのですよ。

「私の行為は許されるのでしょうか」


― それだけの懺悔の気持ちと苦しみで、もう許されるに十分ですよ。 これからも辛抱して、進んで真理を学ぶことです。 そうすれば救われます。

「おや、母さんだ! 母さん!
ぼくはもう、息子と呼んでいただく値打ちもない人間になってしまいました。
母さんのことはずっと心の中にありましたが、今はもう、近づいていただける人間ではありません(すすり泣く)。
こんな僕を許してくれますか? こんなわがままな息子を迎え入れてくれますか?
いっときでいいですから、幸せを味わわせてくださいますか?

これまでの僕は、あぁ、ほんとに苦しい目にばかり遭ってきました。
許してくださるのでしたら、僕を連れて行って、母さん!」


― お母さんはなんとおっしゃっていますか?

『何を言っているのかい。 母親の愛情はそんなことぐらいで消えるものじゃないよ。
これまで何度お前に近づこうと努力してきたことか。けれどお前はいつも逃げてしまって… 』と言っています」

(ここから母親の霊の話)

「死はいつ訪れるかわからないのですから、(死後の生活のことは)どうか今から知っていてください。
信仰としてではなく、現実の事実として知っておいてください。

そうすれば、この世に別れを告げるべき時が訪れた時に、しっかりを目を見開いたまま霊界へ入り、私の息子のように地縛霊とならずに、行くべきところに行くことができるのです。

かわいそうに、息子は今、すっかり疲れ果て、精神的に病んでいます。
これから私が看病しながら、永遠の命について教えてゆくつもりです。
そうすれば、霊界の美しい境涯を実感できるようになるでしょう」


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