今日の記事は 迷える霊(スピリット)との対話―スピリチュアル・カウンセリングによる精神病治療の30年 から一部をお借りします
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幼児期に他界したスピリットは、霊界でもそのまま成長し続けるが、地上体験を得るために、それにふさわしい人間の背後霊として活躍することも多い。
【1924年3月12日 スピリット名 = プリティガール】
地上を去ったのは5歳の時で、そのまま8年ほど、霊界で生活しておりましたところ、ウィックランド夫人の背後霊団の一人として、主にいたずら霊からお守りする役目を言いつけられました。
それを、コントロール と言います(※支配霊)
今は、指導や教育を担当する、ガイド霊(※指導霊)の一人 となっております。
その頃のウィックランド夫人は、悩みを抱えた人の相談相手をしておられ、自殺を考えている人に思いとどまらせたことが何度もあります。
そういう時に私が、そそのかしている邪霊から、守ってあげる役をしたのです。
それは、私が地上で暗い体験をさせられていたので、哀しみを知らない人よりも、気持ちをわかってあげられるからでした。
私は1875年8月21日にロンドンで生まれました。
両親は二人とも、大酒飲みで、酔っぱらって帰ってくると、私をぶったりどなったりするので、私はそれは怖くて、どこかに隠れたり外で遊んでいたりしました。
そんな時、通りかかった人たちが、「かわいいね?」といって頭をなでてくれたのです。
それが地上にいた頃、唯一の、人からかけてもらった優しい言葉でした。
私はいつしかそれを、自分の名前と思い込むようになりました。
しかし、間もなく私は5歳で死にました。
それから8年後の1888年に、地上的体験が必要になって、ウィックランド夫人のコントロールとなることになりました。
それには、霊媒には若いスピリットの磁気エネルギーが必要といった、別の理由もありました。
霊媒(※チャネラー)の背後霊に、子どものスピリットが多いのはそのためです。
子どものスピリットは霊媒に若いエネルギーを供給する一方で、人間界との接触によって学びを得て、霊的に成長することができます。
地上に再生する必要がないのです。
人間は、例外なく、スピリットの指導を受けております。
が、時として地縛霊と波長が合い、憑依現象が起きます。
地上には地縛霊がウヨウヨしております。
そのことに気づいている人間はほとんどいません。
大半の人間は、肉体から離れたあとも、しばらく地上で生活していた場所に留まっています。
教養のあるなしには関係ありません。
霊界についての知識がなければ、その場におります。
麻薬常用者の場合は、深い昏睡状態に陥っている場合が多いです。
そういう場合は、家族や友人のスピリットが近づいて呼び起こそうとしますが、地上または霊界からの祈りの念を傍受したスピリットが何らかの手段を講じて覚醒させない限り、いつまでも眠ったままです。
(略)
(教会にいる地縛霊は)教会の信者の中には霊的感受性の強い人や神経過敏な人がいて、そういう人がスピリットと波長が合って憑依されてしまうことがあります。
その他に、意図的に、人間に害を及ぼしているスピリットもいます。
人間に憎しみを抱き、暗示をかけたり憑依したりして、殺人や自殺をそそのかすのです。
その場合、本人自身には、自分が罪悪を犯した記憶がありません。
なのに、裁判官や検事は、頭脳は優秀なのでしょうけど、そうしたことを知らないがために殺人罪を求刑します。
そうして身に覚えのないことで身体を奪われてしまった人間のスピリットは、恨みを抱き、地上へと仕返しに戻ってきます。
そして新たな殺人者や自殺者を生み出すのです。
裁判官も法律家も聖職者も、人を裁くことばかり考えないで、真理を勉強して、それを犯人に説き聞かせ、彼らの内部の善性を引き出すという方向で努力をすべきです。