スピリチュアル レッスン ー スピリチュアリズムの探究日誌

スピリチュアリズムの学びや経験から得たことや、自分自身の変化を記録してゆきます

スピリチュアリズムの父、アラン・カルデック




現在のスピリチュアリズムの勃興を助け、その基礎を作った、世界三大霊訓と呼ばれる本があります。


シルバーバーチの霊訓 (1)
モーゼスの霊訓(近藤千雄訳)
アラン・カルデックの霊の書(近藤千雄訳)


です。
この中でアラン・カルデックは、現在のスピリチュアリズムの前身となるスピリティズム普及活動のリーダーであり、スピリチュアリズムの父とも呼ばれています。


今回はカルデックについて、こちらの本の情報をもとにまとめてご紹介してみたいと思います。

(※ この本の出版元は著名な宗教団体の系列会社です。 価値ある素晴らしい内容なのにこの点を大変残念に思っています。
それから霊の書ですが、桑原啓善さん訳の他、近藤千雄先生訳のものがあります。
個人的には近藤千雄先生訳のほうがお勧めです)


19世紀半ばから後半にかけ、欧米各地で、霊的な現象を伴う精神運動が当時一大ブームになりました。
そしてフランスにおいてその中心的な役割を果たされたのが、アラン・カルデックです。
カルデックが出版した一連の著作物は、400万部を超える大ベストセラーとなったのです。


カルデックの本名は  イポリット=レオン=ドゥニザール・リヴァーユです。
(アラン・カルデックは、スピリティズム関連の本でのペンネームです)
f:id:kabbalah-suuhi358:20180907151127p:plain
(※ 画像はウィキペディアからお借りしました)


リヴァーユは、1804年10月3日、フランスのリヨンで生まれました。
生家は代々法律家を排出してきた家系で、リヴァーユも幼い頃から自然科学や哲学に慣れ親しんでいたような、知的で聡明な子供だったようです。

10歳の時にスイスの学校へ入学し、化学、物理、数学、天文学、医学、語学などを学びます。
最終的には医学の博士号を取得し、しかも六か国語が話せるようになっていたそうです。

フランスに戻ってからは自宅で語学を教えながら、参考書や教育書を出版。
教育学者として評価されるようになります(がこの頃、トラブルに見舞われて仕事を失い、経済的な困窮にあえいでいたようです)。

五十歳になり、スピリチュアリズムに出会います。
自然科学的な手法を使い、 霊的世界の研究や解明に乗り出します。
しばらくして霊媒能力(チャネリング)をもつ友だちの娘さんらと共に交信を繰り返し、情報を集めてゆきます。
そしてそれらを元に、霊実在主義あるいは霊実在論と呼ばれる理論体系(スピリティズム)を作り上げたのです。

ちなみに、交霊会に現れた霊には、キリスト、ジャンヌダルク、ルソー、ナポレオンといった(自ら名乗る)霊たちがいたそうですが、リヴァーユはそのいずれも偽物だったことを後々になって見抜き、のちに訂正および否定をしたそうです(近藤先生訳の「霊の書」の後書きから)。


さて、リヴァーユが掲げたスピリティズムの基本原理は次のようなものでした。

(1)死とは肉体の機能が停止するだけのことであり、その人の本質つまり霊(魂)はエネルギー体として霊界で永遠に生き続けている

(2)霊界で暮らしている霊は、ある一定の期間を経ると、肉体をまとって再び地上に転生してくる

(3)輪廻転生の目的は、魂の向上すなわちより高い認識力の獲得と、より大きな愛する力の獲得である

(4)魂は絶えず向上しながら神に近づいてゆく。神に近づけば近づくほど、悟りが高まり、魂は自由となり、より大きな幸福を享受できる

(5)霊界にいる霊人たちは地上の人間にメッセージを送ってくることがある


「アラン・カルデック自身の定義によれば霊実在論とは実験科学である、と同時に哲学理論でもある。
実験科学としては霊との間に築かれる関係に基礎を置いている。 哲学理論としては霊との関係から導き導き出されるあらゆる心の法則を含んでいる。
すなわち、霊実在論は霊の本質、起源、運命を扱う科学であり、また、霊界と物質界との関係を扱う科学である、ということになります(※ 天国と地獄の序章より)


1858年1月1日、カルデックは月刊誌『霊実在主義』を刊行します。
その後まもなくしてパリに霊実在主義協会を創立。
この協会は霊実在主義の普及において、中心的な活動拠点になってゆきます。


1869年3月31日、心臓病で他界。
65才の波乱の生涯を閉じます。
その亡骸は、ペール・ラシューズ墓地の埋葬され、いまなお献花に訪れる人が絶えないそうです。


正確な本物のスピリチュアリズムを普及させたく、一人でも多くの方の目に届くようにとブログランキングに登録しました。気に入っていただけましたらclickしていただけますと幸いです。