スピリチュアル レッスン ー スピリチュアリズムの探究日誌

スピリチュアリズムの学びや経験から得たことや、自分自身の変化を記録してゆきます

四肢のない手芸家



こんにちは。

今日の記事の一部はこちらの本からお借りしています。

霊力を呼ぶ本―生きがいの発見


スピリチュアリズムに詳しいかたなら、著者がシルバーバーチの専属霊媒だったモーリス・バーバネル氏であることに気づかれたかと思います。

ただタイトルのイメージとは違い、実際の内容はというとスピリチュアリズム関連の話題はほとんどなく、生き方や自己啓発を説いたものでした。
不屈の精神と行動力によって過酷な人生を切り開いてきた実在の人物の生き方や生涯を紹介しつつ、人生論が書かれてて、読み進めるうち意欲やパワーがみなぎってきました。
(原書のタイトルは、Where there is a will. 意志の力のあるところには だそうです) 


中でもこの女性の話にはびっくり。
諦めなければできるものなんだなぁと深く感銘いたしました。
(検索して調べてみたのですが、残念ながらアニーさんに関する情報は見つかりませんでした)


この本はすでに絶版されているので、入手は難しいかもしれませんが、けれどさすがシルバーバーチが選んだかた、示唆に富んだ教えがちりばめられていて、期待以上によかったです。
くじけそうになった時ほど、手に取って読みたい一冊でした。
機会がおありでしたらぜひ一読を。


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第七章 人生を達観する


絶体絶命ともいうべき障害を精神力で克服した、もっと驚くべき例を紹介しよう。

ノルウェー人アニー・テレフセン女史は最近70歳の誕生日を迎えた方だが、この方は15歳の時に重度の肺結核を患い、それがもとで、3年間に4回の手術を受け、4回目の手術では両腕を切断された。
さらに惨いことに、それから4年後には両足も切断しなければならなかった。

20代にして彼女は四肢を失ったのである。

が彼女は出来るだけ他人に迷惑を掛けずに生きて行こうと決意、なんとか自分で生計を立てることを考えた。
仕事といっても両手両足のない人間に出来ることはごくごく限られている。
考えあぐねたあげく、彼女は口を使っての縫い物をする事を決心した。


入院中にすでに口で書くことは出来るようになっていた。
が、こんどは口で刺繍をしたりレースを飾りつけたり、大変な仕事を始めたわけである。
ところが最初の作品集をバザーで売りに出したところ大変好評で、数年間の生活費が賄えた。


あの小さな針の穴に糸を通すのは、両手を使ってさえ容易なことではない。
それをテレフセン女史は何年も苦心した末に、いとも簡単に通せるようになった。

まず針をテーブルの上のピンクッションに真っ直っすぐに立てる。
それから口に鋏をくわえ、その鋏で糸をつまんで通すという要領である。

刺繍をする時はまず図案の線の上に針を突きさし、それを肩で押し込み、それを裏側から口で抜き取る。
肩の位置を固定するために、革紐で縛っておいた。


女史は70歳の誕生日に国王から金メダルを賜った。
謁見の時、国王はどうやってこれほどの美しい作品が出来たか細かく質問された。
特に女史が今もって決して失うことのない明るいユーモアをおほめになったという。


50年間の両手両足のない人生はあったが、自分の人生は幸せだった、と女史は言う。
それというのも、この絶体絶命の障害の中にあっても仕事を持つことが出来たからであり、ふさぎ込むことも惨めな思いをすることもなくて済んだからである。
自分で生計が立てられるという自信が大きな力になったのである。


今では彼女の作品はラッフル販売(品物を買いたい人から一定の額を集め、その中からクジに当たった人に売る方法)で売られ、高い値がついている。

テレフセン女史は今では義足で歩くことが出来る。
生まれ故郷の小さなアパートで、着替えや食事の世話をするハウスキーパーといっしょに暮らしておられる。


女史はまたとても信仰心の厚い方で、数年間、教会の聖歌隊で歌った経験もおありである。
現在は身障者の会の代表として、障害のために生計を立てられない人々のための法律の改正のために運動しておられる。
女史をインタビューしたとある新聞社のレポーターは女史のことを、至って幸せそうで、あけすけに物を言う実にしっかりとした女性、と評している。


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